毎年夏になると、金曜ロードショーで行われる「夏はジブリ!」。ジブリ作品は名作揃いですが、特に子供に人気なのが「となりのトトロ」ではないでしょうか。メイとサツキとトトロの心温まるふれあいが、大人になってもほっこりするものです。
そんなとなりのトトロですが、実は都市伝説があると以前から囁かれていました。それは、メイとサツキは既に死んでいて、トトロは死神というものです。なぜこのような都市伝説が生まれたのでしょうか?
そこで、この都市伝説の内容や根拠を徹底解説していきたいと思います。
となりのトトロの都市伝説ではメイとサツキは死んでいる?トトロは死神だった!
【本日21時】金曜ロードショーで『となりのトトロ』ノーカット放送https://t.co/Kfhbk7Nrlu
11月1日に愛知県ではジブリパークが開園予定。金曜ロードショーでは、8月12日から8月26日まで3週連続でジブリ作品を放送しており、8月26日は『耳をすませば』を放送する。 pic.twitter.com/4v0wyNGUHi
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となりのトトロで囁かれている、都市伝説。それはメイとサツキは死んでいて、さらにはトトロは死神だったというものです。妹のメイが池で溺れたのではないか?と村人たちが総出で捜索するシーンが作中で描かれています。
メイは実はこの池で溺れ死んでしまっていたという内容がその都市伝説で語られています。それではサツキはどうしたのでしょうか?サツキはメイを探している間に森の中で迷ってしまい、やはり死んでしまったという噂があります。
3週連続 #スタジオジブリ
「#となりのトトロ」 明日よる9時
今回も、おなじみの名セリフ、名シーンをお楽しみください☺️
あなたの好きなセリフはなんですか❓ pic.twitter.com/ml8LImJIFz— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 17, 2022
そしてトトロの存在が死神ではないか?というのは、死が近いものにしかトトロは見えず、そのためメイとサツキは見えるということのようです。作品の中で人気の猫バスも、あの世につながっている乗り物では?という内容も都市伝説で言われているそうです。
さらには物語は最後はハッピーエンドで終わっているのは、お父さんの妄想だったとのこと。これらが本当だとしたら、なかなか悲しい物語ですよね。トトロを傘に入れてあげたり、トトロとずんどこ踊ったり、さらにはお母さんのところに猫バスで連れて行ってもらった平和なストーリーはどこへいったのでしょう?
このような都市伝説が生まれた根拠は複数あるようです。その根拠となった内容についても紹介していきます。
となりのトトロの都市伝説の根拠はなに?メイとサツキに影がなかった噂を調査!
明日21:00- 金曜ロードショー『となりのトトロ』の本編放映後、ジブリパークの最新情報いっぱいの特別番組が放映されます。 pic.twitter.com/Xw7IkaX2SA
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となりのトトロの都市伝説の根拠となった内容について紹介します。一番の根拠は「メイとサツキに影がない」ということ。これは、中盤までは影があるのですが、終盤になると影がなくなるといったことからです。
これは作品を見ると、実際にそのように描かれています。そのため終盤ではメイとサツキは死んでしまったために影がないと捉えられているようですね。また、「メイ」と書かれたお地蔵さんが一瞬作中に写り込んでいるとのこと。
このことからメイは死んだのではないか、と言われています。そしてメイとサツキは物語の終盤では、お母さんのいる病院の近くの木に座ってその姿を見ていますが、お母さんには「サツキとメイが笑ったような気がしたの」と呟きますが、2人の姿が見えていません。
2人の姿が見えていないのは既に2人が死んでいるからではないか、と言われいます。なぜあの「となりのトトロ」がこのような悲しい話になったのでしょうか?それは1963年に起こった狭山の誘拐事件を参考にしたため、とされています。
#となりのトトロ
🌳金曜よる9時🌳朝ご飯は食べましたか❓
そろそろお昼ご飯の
時間ですよ🍱 pic.twitter.com/bhueNfF06Y— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 15, 2022
となりのトトロの舞台は埼玉県所沢市とされていますが、所沢市に隣接しているのが狭山市です。この狭山市で誘拐事件があり、この事件があったのは5月であることから、2人の名前のメイ(英語で五月)とサツキ(五月はサツキともいう)がつけられたとされています。
さらに、この事件後には妹を探す姉の姿を見たという証言もあるとのこと。これらが都市伝説の根拠となっています。それ以外にも、本作の原作には「隣のととろ」という姉妹の地獄めぐりがテーマの原作小説があると言われています。
この原作で描かれているトトロは全く愛くるしいものではなく、むしろグロテスクで恐ろしいバケモノ。さらには巨大な猫バスが登場しメイとサツキを食べて魂だけになる、という内容とのことです。原作がこんなに恐ろしいのに、あんなに平和なストーリーはできるものなのでしょうか?
しかし、これらの都市伝説はジブリが真っ向から否定しています。その否定内容についても紹介します。
となりのトトロの都市伝説はジブリが否定!誰がが空想した話が広まった?
来週の『となりのトトロ』放映後、ジブリパークの特集番組が放映されます。
今週もお疲れさまでした。 pic.twitter.com/DvEo2PaleA— ジブリパーク GHIBLI PARK (@ghibliparkjp) August 12, 2022
これらの都市伝説ですが、実際にスタジオジブリがこれを否定しています。これは2007年にジブリの公式ページである「ジブリ日誌」に掲載されていました。実際の内容をこちらに引用して紹介します。
そんな中、かかってくるのはなぜか「トトロは死神なんですか?」という一般の方からの問い合わせばかり。みなさん、ご心配なく。トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、「となりのトトロ」には全くありませんよ。最近はやりの都市伝説のひとつです。誰かが、面白がって言い出したことが、あっという間にネットを通じて広がってしまったみたいなんです。「映画の最後の方でサツキとメイに影がない」のは、作画上で不要と判断して略しているだけなんです。みなさん、噂を信じないで欲しいです。 ...とこの場を借りて、広報部より正式に申し上げたいと思います。
引用:ジブリ日誌
このようにジブリが都市伝説を否定しています。影がないのもあえてそのようにしているとのこと。また、それ以外の内容についても、根も葉もない噂であることがわかっています。メイと名前が書かれたお地蔵さんがある、とのことですがこちらは全編確認しても、そのようなお地蔵さんはいません。
また、「となりのトトロ」には原作は存在していません。「あさえとちいさいいもうと」など絵本などを参考にはしていますが、恐ろしい内容の原作はないことがわかっています。また、「あさえとちいさいいもうと」もそんな恐ろしい場面はありません。
この絵本は妹がいなくなったために姉が探すという内容ですが、意外とあっさり見つかっています。さらに、お母さんが最後のシーンで2人の姿が見えなかったのは、既に猫バスでその場を去っていたからではないでしょうか。
#となりのトトロ
⚫明日よる9時⚫壁の隙間に指を突っ込むと
真っ黒なものがいっせいに
飛び出す事があるので
ご注意ください#マックロクロスケ pic.twitter.com/8dOaIWUYNd— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 18, 2022
そして狭山の誘拐事件との関連性も、特には見られません。確かに隣接する市で誘拐事件は起こったものの、あくまで隣接する市です。さらに姉が妹を探していたといった事実も今のところ見つかってはいません。
さらには、実はとなりのトトロは制作当初は女の子は1人の設定であり、姉妹になったのは後から決まったことです。このことからも、狭山の誘拐事件とは無関係だと思われます。しかし、よくできた都市伝説ですよね。
単なるエンタメとしては、よくできているのではないでしょうか?そのような都市伝説と実際の否定する根拠込みで作品を見てみると面白いかもしれませんね!
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