修学旅行の中学生が、新潟県にある美術館の美術品を破損したことがわかりました。破損させた美術品は2点で、そのうち1点については作り直しが必要であり、公開のめどが立っていません。この美術館がある十日町市では新潟市教委に対して損害賠償請求を検討しているとのことです。
このような作者のことを思うと非常に残念な気持ちになる事件ですが、いったいこの破損はわざとやったのでしょうか?事故の可能性もあり得るのでしょうか?また、損害賠償請求を市の教委に対して検討しているとのことですが、本来であれば観察義務のある中学校か本人に行うべきでは。
そこで、これらについていろいろと気になったので、調べてみました。まずは元ネタニュースをチェックしていきましょう。
修学旅行生が美術作品を破損?元ネタニュースをチェック!
修学旅行の中学生が展示作品損壊 「大地の芸術祭」https://t.co/3uW98NDQvN
被害を受けた2作品のうちクワクボリョウタさんの「LOST#6」は踏み荒らされて再現できず、今後は公開できないということです。
— 毎日新聞 (@mainichi) June 6, 2022
新潟県十日町市で開催中の大地の芸術祭の作品が、修学旅行中の新潟市の中学生によって壊され、美術館が被害届を提出したことが明らかになりました。壊された作品は2つで、そのうちの1つは全壊状態で作り直しが必要とのこと。
これは2022年4月21日で、十日町市越後妻有里山現代美術館「MonET(モネ)」に中学校の修学旅行生が訪れた際に起きたとのことで、作品を鑑賞していた生徒が2つの作品を壊し、その状況を生徒から聞いた教諭が美術館に報告したことで発覚しました。
美術館を運営するNPO法人「越後妻有里山協働機構」は警察に器物損壊容疑で被害届を提出し、十日町市は新潟市教育委員会に対して損害賠償請求を検討しているとのことです。十日町市長は「大変残念な出来事でショックを受けている」とコメントをしています。
この美術品2点を壊した中学生ですが、わざとやったのでしょうか。また、なぜ損害賠償請求を教育委員会に請求をしようとしているのでしょう?普通に考えれば本人かもしくは中学校ではないのでしょうか?これらが気になったので、いろいろと調べてみました。
こちらについて紹介してきます。
修学旅行生が美術作品破損はわざと?いじめでやらされた可能性も!
【続報】現代美術の作品を修学旅行中の生徒が破損 《新潟・十日町市》 https://t.co/w9lHGKG4ih pic.twitter.com/xFFk9gOy5z
— TeNYテレビ新潟 (@TeNY4ch) June 7, 2022
修学旅行中に中学生が起こした、美術品破損事件。作品2点を破損させたとのことですが、これはわざとやったのでしょうか?まず、わざとかわざとではないかというと、確実にわざとだと思われます。
というのも、新潟経済新聞の記事には「展示室内に柵を設置してあったのに、それを乗り越えて作品を破損させたと思われる」との記載があるためです。間違えて柵を越えるというのはなかなか難しいことですよね。
柵にあたってそれが倒れて作品が破損したのなら考えられますが、柵を乗り越えるというのはあり得ないと思われます。なぜわざと美術品を破損させたのか?という点については、2つの理由が考えられます。
1つはいたずらや自分の武勇伝のために、美術品を破損させたという可能性です。普通に考えたらあり得ないのですが、中には普通の精神状態ではできないことをやってしまうこともあり得ます。しかも、修学旅行という非日常の生活の中で、気持ちが高揚していたことも考えられますね。
修学旅行は、校内の関係をそのまま校外に持ち出す事になるので、校内で隠蔽されていた課題が多くの目に晒される。こうした破壊行為もしかり、路上で修学旅行生同士の小競り合いやいじめ行為が見られる事もあり。
— 豊福晋平: TOYOFUKU Shimpei (GLOCOM) (@stoyofuku) June 6, 2022
後から考えたら絶対にやらないと思うのですが、その時の勢いでやってしまったという可能性があり得ます。もう1つ考えられるのは、いじめによる美術品の破損です。そのようなことは考えたくありませんが、いじめの加害者が被害者に対して命令をして、あり得ないことをやらせたということです。
この場合、どちらが罪に問われるのかというと、どちらもだと思います。しかし、それをやらせた加害者の方が罪は重いですよね。加害者が主犯であり、さらにいじめの実行犯でもあります。警察が捜査段階なので事実は公表されていませんが、この2つの可能性があり得ます。
この美術品破損について、損害賠償請求を市の教育委員会に行っているとのことですが、これは正しいのでしょうか?こちらについても見ていきたいと思います。
美術作品破損の損害賠償は誰が払うべき?学校か親がではなく教育委の理由は?
どちらも第一級の作品。浮ついた物見遊山気分で美術展に行く前に、アートに対するリスペクトを学校がなぜ教えていなかったのか? 悲しい話。
修学旅行の中学生が展示作品損壊 新潟・十日町「大地の芸術祭」https://t.co/WOTC2kOD0P
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) June 6, 2022
十日町市は美術作品破損の損害賠償を新潟市教育委員会に対して請求を検討しているとのことですが、これは一見するとおかしいと思いますよね。普通であれば、それを破損させた本人か、百歩譲ってもその生徒が通う中学校に対してではないでしょうか。
それなのに新潟市教育委員会に対しての損害賠償請求を検討しているのはなぜなのでしょう?これはまずは窓口として市の教委に対して請求しようと考えているのかもしれません。実際には支払うのはその管理責任を問われるこの中学校なのかもしれません。
今年5月に大地の芸術祭2022を見に行き「クワクボリョウタさんの作品あるじゃん!楽しみー!✨」と
行ったら、『破損による非公開』となっていて悲しかった…。損害賠償をされても、作品を壊された作家の気持ちとか、楽しみにして見れなかった人の気持ちとか、取り返しがつかないものがいっぱいある。 pic.twitter.com/5J1VViu7B5
— 藤田チャコス 絵描き (@chacos17) June 6, 2022
とはいえ、中学校としてもそんなことを請求されるのはとんだとばっちりだと思うかもしれません。その場合には、この美術品を破損した本人に対しての請求に切り替わるかもしれません。しかし、中学生で多額の賠償金を用意できるとも思えません。
そのために、結局はその親が損害賠償をしていくのが自然ですよね。気持ち的には、これを起こした中学生が何年かかっても賠償をしてほしいものです。なお、賠償金額についてはまだ明らかにされていません。
この美術品の作者が損害賠償はしない、と決めたのであれば賠償請求もされないかもしれませんね。全損されてしまった作品の作者は、クワクボリョウタという方です。とはいえ、この作品を楽しみにしていた方の気持ちを考えると、いくら払ってもその気持ちは収まらないとも言えます。
なお、これはどこの中学校なのか?についてはこちらの記事で紹介しています。こちらも併せて読んでみてくださいね。
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