細田守監督の映画作品である「竜とそばかすの姫」は、きれいな映像と美しい音楽で高評価のようですね。細田守監督らしい作品である、と思いました。また、登場するキャラクターも魅力的なものが多く登場しますよね。
その中でも、ベルが登場する前にUの世界で歌姫として人気であったペギースー。気性が激しいシーンなどが描かれていましたが、このペギースーの正体、いわゆるUの世界でいうオリジンはいったい誰なのでしょうか?
ペギースーがどのような人物なのか、考察していきたいとおもいます。
竜とそばかすの姫のペギースーの正体(オリジン)は誰?小説に答えがあった?
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— スタジオ地図 (@studio_chizu) June 3, 2022
竜とそばかすの姫に突如現れたベルに、歌姫のポジションを取られてしまったペギースー。カリスマ的な人気があり、そのようなことからもかなりの自信家です。ベルに人気を奪われてしまったために嫉妬するようになります。
しかし、ベルが竜を必死に救おうとするベルの姿を見て、応援する立場に変わります。最後には「ベル、歌え!」と声をかけるようになりました。ベルは誰もが恐れるアンベイルを受け入れます。そのような勇気ある行動なども、ペギースーの心を変えた要因ではないでしょうか。
そんなペギースーの正体、オリジンはいったい誰なのでしょうか?ネットでいろいろと調べたのですが、映画の中ではオリジンは登場していないようです。しかし、竜とそばかすの姫の小説を確認すると、「すずとほぼ変わらない年頃で、現実では夢を追うことすら叶わない、下手したら鈴より酷い容姿である」と書かれています。
このことから、ペギースーのオリジンはおそらく女子高生で、そばかすのある鈴よりも容姿が劣っていると自分では感じているようですね。現実では夢を追うことすらもできないため、仮想世界であるUでカリスマとなり、別世界で自分の地位を確立していました。ペギースーの姿はこの動画の11秒あたりに登場します。
ペギースーは現実世界では夢を見ることすらできないために、Uの世界の地位にしがみつき、ベルに対して激しく嫉妬したのでしょうね。また、ペギースーの自信は現実世界での自信のなさの裏返しなのかもしれません。
Uの世界だったら、自分はこんなにも魅力的で人気がある、と感じていたのだと思われます。このペギースーですが、細田守監督がモデルにした人物がいるのでしょうか?こちらについても調べてみました。
ペギースーのモデルは小説に出てくる魔法使い?細田守の子供が読んでいた作品の主人公?
【コラム】
映画「竜とそばかすの姫」細田守が中村佳穂や常田大希らと描き出す、仮想世界を舞台にした成長と救済の物語(intoxicate)#竜とそばかすの姫https://t.co/KP5E4mHyEc— Mikiki タワーレコードの音楽ガイドメディア (@mikiki_tokyo_jp) April 20, 2022
自信家で嫉妬深く、カリスマとしての地位を確立していたペギースーですが、モデルになった人物はいるのでしょうか?ペギースーをGoogleで検索すると、同じ名前の楽曲がヒットしました。また、「ペギー・スーの結婚」という映画があるようです。
この映画は1986年に公開された作品で、夫との離婚を決意した中年女性が卒倒したことをきっかけに高校時代に帰り、人生を見つめなおしていくというストーリーです。この映画のストーリーを読んで、少し竜とそばかすの姫のペギースーにも近い部分を感じました。
というのも、過去という現在からすると別世界に映画の主人公は飛び、そこで大人になった記憶を持ちながら高校生を演じます。竜とそばかすの姫でも現実世界と仮想世界の2つの世界で構成されています。もしかしたら、この映画を知っていてペギースーという名前にしたのでしょうか?
ただ、この映画はかなり古い作品なので細田守監督が見たかどうかは不明です。さらに調べていくと、「ペギー・スー 魔法の瞳を持つ少女」という本が見つかりました。この本はフランスのパリに生まれた作家の作品です。
『#竜とそばかすの姫』もう一人の歌姫、声優判明!#ペギースー https://t.co/AyRqId5OJf
— シネマトゥデイ (@cinematoday) July 17, 2021
この作品の主人公は小さな14歳の女の子で、幼い頃に世界を守る力をその瞳に授けられ、お化けと戦うという作品です。この女の子は家族も友達も知らないところでお化けを1人で退治しているようですね。
同じ名前で小さい少女が普段知らない世界で人知れず戦っている、というところから竜とそばかすの姫のペギースーが生まれたのかもしれません。この本は児童書で多くの子供に読まれている本です。もしかしたら、細田守監督のお子さんが読んでいた本なのかもしれませんね。
竜とそばかすの姫のペギースーの声優は誰?本作で声優初挑戦だった!
GINZA今月号でHERMÈSページに出ております
数ページありますので、ぜひ誌面でご覧くださいhttps://t.co/5veRnzHedi@GINZA_magazine pic.twitter.com/9B9KpZw8ip
— ermhoi (@Dooonermhoi) June 13, 2022
竜とそばかすの姫のペギースーですが、担当した声優はermhoi(エルムホイ」という方で、普段はシンガーソングライターとして活躍しています。日本とアイルランドにルーツを持ち、2015年にファーストアルバムをリリースしています。
2019年からはmillennium paradeにも参加し、竜とそばかすの姫のメインテーマ「U」はmillennium paradeが提供していることで知られています。本作で声優デビューとなりましたが、評価はなかなか高いようですね。
竜とそばかすの姫サントラ聴いた!
ペギースーの曲、めちゃ良い……いつもと違うホイちゃんって感じなのにちゃんとホイちゃんなんすよ……(語彙力) 超カッコいい。 pic.twitter.com/fFhGtpg7I5— 祐吏 (@yuuri7j) July 29, 2021
声優に初挑戦ながらも、全然違和感なかった、とも書かれていました。そして歌った時めっちゃ上手いとの感想も。
竜とそばかすの姫見たけど、ペギースーの声ermhoiさんなのびっくりした。全然違和感なかったし、一瞬歌った時めっちゃ上手い
— なとぅき (@short_straw15) March 18, 2022
ermhoiさんが歌っていたのはこちらのBlunt Wordsという曲です。この曲もカッコいいですよね!開始時にはUのカリスマシンガーとして活躍をしていたペギースーの歌だけあって、シャープでありながらも魅力的な歌。
ベルに嫉妬しながらも、最後には応援する立場になったペギースーを紹介してきました。なお、こちらの記事では自警団ジャスティンについても紹介しています。気になった方は、こちらもぜひ見てみてくださいね。
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