地銀のATMやインターネットバンキングが使用できない事象が発生しています。トラブルを公表している銀行は百十四銀行や常陽銀行、山口銀行などです。現在は原因究明を急ぎ、システム復旧を目指しているとのこと。
しかし、いったいなぜこのトラブルが起きたのでしょうか?原因がなんなのか気になりますよね。また、なぜ複数の地銀が一斉にトラブルが発生しているのかも気になるところですよね。実は地銀は共用システムを使用しています。
もしかしたら、この共用システムに障害が発生しているのではないでしょうか。そこで、地銀のシステムトラブルの原因はなに?なぜ地銀だけが影響を受けている?こちらについて紹介していきます。まずは元ネタニュースをチェックしていきましょう。
複数の地銀でシステム障害?元ネタニュースをチェック!
複数の地方銀行で障害 ATMやネットバンキング利用できなくなるトラブル#日テレNEWShttps://t.co/aow83pK0v8
— 日テレNEWS (@news24ntv) March 26, 2022
2022年3月26日に複数の地銀でシステム障害が発生し、ATMやインターネットバンキングが使えなくなるトラブルが発生しています。百十四銀行、常陽銀行、山口銀行がトラブルが発生したことを明らかにしています。
25日が給料日の会社も多いため、翌日にお金を引き出せないのは困る人が多そうですよね。現在各行が原因究明を急ぎ、早期のシステム復旧を目指しているとのこと。そして十六銀行や足利銀行、南都銀行も同様の障害を公表したとのこと。
一見関連のない地銀が一斉にトラブルが発生しているのはなぜなのでしょうか?実は地銀は共同で基幹システムを使用しています。Chance地銀共同化システムというシステムで、三菱UFJ銀行の基幹システムをベースとしたもの。
こちらの共同化システムにトラブルが発生した疑いがあるものと思われます。この地銀の共同システムは運用を一括して地銀ITソリューションに委託、サーバは日本IBMのセンターに集約しています。この共同システムに関連する部分に障害が発生したのではないでしょうか。
こちらについて紹介していきます。
地銀のシステム障害の原因はなに?ネットワークやサーバ障害の可能性を調査!
【複数の地銀で障害 ATMなど使えず】https://t.co/TaXAfYqeRL
百十四銀行、常陽銀行、山口銀行の地銀各行は26日、システム障害により現金自動預払機(ATM)やインターネットバンキングが使えなくなるトラブルが発生したと明らかにした。他の地銀にも同様の障害が発生した可能性がある。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 26, 2022
地銀のシステム障害の原因はいったいなんなのでしょうか?今回の影響はATMやインターネットバンキングといった、オンラインで行う業務が停止しているものと思われます。日中のオンライン業務を扱うサーバがなにかしらの障害が発生しているのでしょう。
この障害については様々な原因が考えられます。銀行系のシステムは様々な機器を複数接続して構成されています。この機器の1つでも故障したら影響が出ることが考えられます。ただ、基本的には銀行などのシステムではしっかりとバックアップ体制をとっています。
これはどのようなことかというと、1つの機器が故障した場合、バックアップ機器に自動的に切り替わる構成をとっているはず。そのためこの機器のバックアップへの切り替え作業が上手くできなかったことも考えられます。
【ATM使えず】複数の地銀でシステム障害https://t.co/MTgQVV23cm
百十四銀行(高松市)、常陽銀行(水戸市)、山口銀行(山口県下関市)の地銀各行が明らかにした。各行は原因究明を急いでいる。ローソン銀行も障害の発生を告知。他の地銀でも同種のトラブルが生じている可能性がある。
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 26, 2022
さらには様々なサーバで構成されており、それらをつなぐネットワークが断たれている可能性も考えられます。別のサーバにつなげることができないと処理が正常に動作できません。この影響により、表面上のトラブルとしてはATMやインターネットバンキングが使えない、ということが起こっているのでしょうね。
さらに考えられる原因としては、電源障害などもあり得ます。電源の供給がなんらかの原因で断たれてしまうと、サーバなどはUPSという装置で停電や機器の故障などに対応できるようになっています。
UPSとは無停電電源装置のことです。しかし電源の供給が断たれた上にこのUPS装置が上手く作動しない、いわゆる2重障害などが発生している場合には、サーバに電源が供給できずに動作しなくなることが考えられます。
しかし、地銀のシステムが一斉に使えなくなったのはどのようなことなのでしょうか。こちらについても見ていきたいと思います。
地銀だけが影響を受ける理由は?IBMの共同化システムが原因の噂を調査!
複数の地方銀行でシステム障害 ATMなど利用できず #首都圏NEWSWEB https://t.co/mGsa5xgd58
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) March 26, 2022
地銀のシステムはChance地銀共同化システムというシステムで運用されています。このシステムは三菱UFJ銀行の基幹システムをベースとして作られたシステムで、開発・運用・保守は日本アイ・ビー・エムが行っています。
勘定系システムと言われている会計勘定処理を行うシステムについては、地銀ITソリューションへ再委託しています。勘定系システムはATMネットワークや対外システムとの接続を制御する役割も担っています。
複数の地銀でシステム障害https://t.co/Z1oZ5meqi8
常陽銀行や十六銀行、山口フィナンシャルグループなど複数の地方銀行は26日、システム障害により、ATMやインターネットバンキングが利用できなくなっていると発表しました。
— 毎日新聞 (@mainichi) March 26, 2022
ATMが動作しないことを考えると、勘定系システム関連のトラブルなどが疑われますね。地銀のChance地銀共同化システムで使用しているサーバ群はアイ・ビー・エムのセンターに集約されています。運用に関しては全般的に日本アイ・ビー・エムが関係しているということになります。
このChance地銀共同化システムに参加している地銀は次のとおりです。
今回トラブルが発生している地銀はこちらに記載されている銀行であることから、Chance地銀共同化システムになにかあったことがうかがわれますね。キャッシュレスが進んできたのですぐに影響がないという人もいるとは思います。
しかし、現金主義という方は根強くいますよね。また、年配の方であればなおさらです。そのような方にとっては地銀のシステムトラブルは大きな影響を受けかねませんよね。一刻も早いトラブル復旧が望まれます。
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