金メダルを噛むのはいつから?初めて噛んだ人や噛む理由を調査した!

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東京オリンピックで日本代表の勢いが止まりませんね。
そんな中、名古屋市長がソフトボールの後藤選手の金メダルを突然断りもなしに噛んでしまったことが大きな話題になっています。

金メダルを噛むことはいつのまにか慣例となっています。
これはいつから始まったのでしょう?

また、初めて噛んだ人は誰なのか?
噛む理由はいったいなんなのか?

こちらについて、まとめて紹介します。

金メダルを噛むのはいつから?初めて噛んだのは誰?


オリンピックの金メダリストが金メダルを噛むのは慣例化しています。
この金メダルを噛むのはいつから始まったのでしょうか?

歴史を紐解いてみると、一番最初に金メダルを噛んだのは1988年に行われたソウルオリンピックです。
水泳の男子200m自由形で金メダルを獲得したオーストラリアのダンカン・ジョーズ・アームストロング選手が初めて金メダルを噛んだ、と言われています。

なお、日本人で初めて噛んだ人は1996年アトランタオリンピックで金メダルを獲得した、柔道の71kg級で出場した中村兼三選手のようです。
昔からの慣例とは思っていましたが、1988年とはかなり前ですね!

さらに、先輩の真似をして金メダルを噛んだのが、柔道の60kg級で出場の野村忠宏選手です。
野村選手はここから3大会連続で金メダルを獲得しています。

3大会連続といえば、吉田沙保里さんも3大会連続でオリンピック金メダルを獲得しています。
野村選手同様、金メダルを齧るポーズをしていました。

金メダルはなぜ噛むのか?

金メダルはなぜ噛むのでしょうか?
ここ最近では当たり前のように金メダルを噛むようになりました。

そのために名古屋市長が噛む、という事件も起こってしまったのですが。
金メダリストが噛む理由は、メディアの要望に応えるため、という理由が現在では大半を占めています。

事実、2012年にCNN取材に応じた国際オリンピック歴史学会のデービッド・ワレチンスキー理事も、インタビューに対して「おそらくメディアを満足させるために噛んでいる」と答えています。
金メダルを噛むと、顔と金メダルが同じ位置に来ることになります。

どうせメダリストの写真を撮るのであれば、金メダルと一緒に撮りたいですよね。
そのような期待に応えるために、金メダルを噛んでいるのだと思われます。

それに加えて、1988年のソウルオリンピック以降、金メダリストが金メダルを噛むことは恒例行事のようになっています。
金メダルを獲ったら、一度は噛んでみようと思うスポーツ選手は多くいることでしょう。

そのような人は、メディアから要望がなくとも、一度は噛むのでしょうね。

金かどうかを確かめるために金を齧った

金メダルを噛む、という以前に金が本物かどうかを確かめるために、金を噛む行為が一時期行われていました。
金は高価なものであることから、それをごまかして儲けようとする人も多くいました。

金は他の金属より柔らかいため、噛むと歯形が付きます。
歯形が付くのであれば、正真正銘の金であることが確かめられるわけです。

日本でも小判などは金で作られていました。
そのために、海外だけでなく日本でも噛んで確かめていた、と言われています。

本物かどうかを確かめるために金を噛む風習が生まれたのですが、実は金メダルを噛む行為は意味がありません。
というのも、金メダルは純金で作られてはいないからです。

元は金が使われていましたが、1912年のストックホルムオリンピックを最後に純金ではなくなっています。
オリンピックのメダルについては、以下の規格で作ることが決められています。

直径:70mmから120mm
厚さ:3mmから10mm
重さ:500gから800g
原材料:1位・2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるもの 1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り
形:原則として丸型

これを見るとわかるように、実は金メダルは銀でできています。

そのため、金メダルを噛む行為は元々の由来とは違った形で行われるようになっています。

金メダルを噛むのはいつから?初めて噛んだ人や噛む理由を調査した!まとめ


金メダルを噛むのはいつからなのか?
初めて噛んだ人は誰なのか?

噛む理由は?
これらについて、紹介してきました。

金メダルが実は金でできていない、というのは驚きだったのでは?
2021年に行われた東京オリンピックでも、多くの選手がメダルを噛んでいます。

この風習は、ずっと続くのでしょうね。

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