二之湯智国家公安委員長が旧統一教会系イベントで実行院長を務め、挨拶をしていたことを認めました。しかし、二之湯智氏は「ちょっと名前を貸してほしいというので貸した」と述べています。実行委員長を務めているにも関わらず、名前を貸しただけには留まらないのではないでしょうか。
国家公安委員長を務めるこの二之湯智氏とはどのような人物なのか気になるところですよね。そこで、二之湯智氏の経歴や学歴について調べてみました。また、二之湯智氏がどのくらい旧統一教会との関連があるのかも調査したので紹介したいと思います。
まずは元ネタニュースをチェックしていきましょう。
二之湯智が旧統一教会系イベントで実行委員長元ネタニュースをチェック!
旧統一教会関連団体のイベントで実行委員長 二之湯智国家公安委員長が認める https://t.co/MpXTzIS6UL
— 京都新聞 (@kyoto_np) July 26, 2022
二之湯智国家公安委員長は2022年7月26日の閣議後の会見で、2018年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が開催した京都府のイベントで、実行委員長を務めていたことを認めました。二之湯智氏は次のように述べています。
「政治家はいろいろなお付き合いがある。平和の祭典、運動を起こすのでちょっと名前を貸してほしいというので貸した」とのこと。旧統一教会の会員であることは否定し、教義自体についても「よく知らない」と発言していました。
二之湯智氏が「事実」と認めたイベントは旧統一教会系の非政府組織が推進する世界的な友好親善プロジェクトである「ピースロード」です。当日に参加したことも認め、「一言お話をさせてもらった」と話しています。
二之湯智氏は25日に議員任期満了を持って政界を引退するも、引き続き国家公安委員長や内閣府特命担当相を務めています。この人物がどのような経歴なのかが気になるところですよね。また、旧統一教会とはどのような関係なのでしょうか。
これらを調べてみたので紹介したいと思います。
二之湯智の経歴や学歴は?旧統一教会との関連でついに引退か!
【自民党京都府連会長を拝命】
昨日、自由民主党京都府支部連合会定期大会において、会長職を拝命いたしました。次期衆院選、知事選へ向けての組織作りはもちろんのこと、責任政党としての職務を全うしてまいります。 pic.twitter.com/Os0DOssyiz
— 参議院議員 二ノ湯さとし (@ninoyu_satoshi) May 22, 2017
国家公安委員長を務める二之湯智氏ですが、2022年7月25日をもって議員の立場ではなくなりました。しかし、国家公安委員長や内閣府特命担当相については「(首相から)続けろともやめろとも言われていない」とし、この職務を続けることを明らかにしていました。
しかし、今回の旧統一教会との関連で、ついに引退するかもしれませんね。そんな二之湯智さんの経歴や学歴について紹介したいと思いますが、まず基本情報となるプロフィールから見ていきましょう。
北部地区郵便局長会 通常総会に参加してきました。
民営化後も、各地域の人々の生活を支える拠点として活躍している、各局長の皆さまにご挨拶いたしました。今後は地方創生のためにも、京都の特産品を郵便局の力で、全国に発信していただきたいと思います。 pic.twitter.com/HM2rsQrAgu
— 参議院議員 二ノ湯さとし (@ninoyu_satoshi) February 5, 2017
珍しい苗字ですが、この姓は全国で77世帯ほどしかないそうです。なにかしたら、すぐにわかってしまいそうですよね!そんな姓を受けた二之湯智氏の学歴から見ていきます。
出身大学:慶應義塾大学法学部政治学科
京都市立西京高等学校は偏差値71と、京都の名門高校です。この学校の出身にキム兄こと木村祐一氏がいました。その名門高校を卒業後は、誰もが知る私立大学の慶應義塾大学法学部に入学、卒業しています。大学卒業後の経歴がこちらになります。
・1972年:退職しアメリカ留学
・1973年:前尾繁三郎衆議院議員の秘書に
・1983年:野中広務後援会連合会事務局長就任
・1987年:京都市会議員に初当選、以後連続5期当選
・1999年:京都市会議長就任
・2004年:参議院議員選挙に出馬、初当選
・2007年:総務大臣政務官就任
・2014年:総務副大臣就任
・2021年:国家公安委員長として初入閣
このような経歴を持つ二之湯智氏ですが、今は参議院議員の任期は満了しており、内閣府特命相・国家公安委員長職については民間起用という形で留任しています。しかし、今回旧統一教会との関連が指摘されたことで、一気に引退に追い込まれる可能性もありますね。
今後の発言が気になるところですが、この二之湯智氏が挨拶をしたというピースロードというイベントや、旧統一教会との関連を調査したので紹介していきます。
二之湯智参加のピースロードとはどんなイベント?旧統一教会との関連も調査した!
統一教会関連団体「UPF」が「ピースロード」という名前を使い、全国の県庁や市役所・市議会を表敬訪問しています。一見すると自転車で各地を回る普通の平和運動なので、全国の自治体関係者は要注意!!
ピースロードはこの画像のように教団の活動とほとんど一体です。 pic.twitter.com/hYygTORMWC— HOM55 (@HON5437) July 23, 2022
二之湯智氏が2018年に挨拶を行ったと言われているピースロードというイベントですが、どのようなイベントなのでしょうか?こちらが公式サイトですが、実はアーカイブから2018年のページが消えていました。
このイベントは日韓友好と世界平和を目指したイベントで、元々は2013年に日韓両国の友好親善と挑戦半島の平和的統一を願って、両国の若者たちが自転車で国土を走行することで始まった運動です。
統一教会関連団体「天宙平和連合(UPF)」がピースロードと称する活動で、各地の市役所などに手渡しているメッセージの内容がすごい。平和活動に見えますが実は・・
「日韓トンネル実現に向けた運動を支援します」
「青少年の健全育成と幸せな家庭づくりに取り組み」
とっても文が鮮明です。 pic.twitter.com/sA6MuQz6fd— HOM55 (@HON5437) July 20, 2022
例年では日本と韓国の国土を跨いで行われていたようですが、新型コロナウイルスの影響で、2021年、2020年はそれぞれの国で個別に行われていたようですね。2018年に行われたこのイベントで挨拶をした二之湯智氏。
「ちょっと名前を貸してほしいというので貸した」と述べていますが、教義も知らない宗教団体に名前を貸すものでしょうか?また、名前を貸してほしいというのであれば、二之湯智氏がどのような立場なのかわかっていて依頼をしているはずですよね。
さらに2021年4月には国立京都国際会館で統一教会系のイベント「新型コロナ終息を願う京都1万人祈りの集い」がおこなわれていますが、この呼びかけ人に名前を連ねていたのが二之湯智氏です。呼びかけ人に名前を連ねているほどの人物が、関連がないとはおかしな話。
このようなことから考えると、二之湯智氏は旧統一教会と深い関連、とまでは言いませんが、一定程度の関連はあると言っても良いのではないでしょうか。安倍元首相を銃撃と関係がある旧統一教会と親しい関係であるとなれば、大きな問題ですよね。
しかも、関係していた2018年のピースロードの情報が消えていたことも、今回の報道に関係がありそうです。国家公安委員長の職については、「やめろと言われない限り続ける」と言っている二之湯智氏ですが、自ら辞める時が近づいているのかもしれません。
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