甘利明の経歴や家族構成は?UR汚職事件後には睡眠障害で国会欠席!

甘利明,経歴,家族構成 政治経済

甘利明税調会長が岸田政権で二階俊博幹事長の後任か官房長官に登用されるのでは?と報じられていますね。
過去のUR汚職事件での説明責任を果たしておらず、考え直した方が良いとネットで指摘されています。

甘利明さんの経歴や家族構成はどのようなものなのでしょう?
また、UR汚職事件とはどのようなものだったのでしょうか?

こちらについて紹介します。

甘利明の経歴は?


甘利明さんの経歴について、紹介します。

名前:甘利明(あまり あきら)
生年月日:1949年8月27日
出身:神奈川県厚木市

甘利明さんは戦国時代の武田氏の重臣として知られる甘利虎泰の子孫。
2021年9月現在、自由民主党税制調査会長を務めています。

好きなアニメとしてドラゴンボールをあげており、連載当時から見続けていたそうです。

2015年にはマイナンバー制度をPRするために「ゲスの極み乙女。」の楽曲「私以外私じゃないの」の替え歌を披露したことで話題となりました。

神奈川県立厚木高等学校を卒業した後は慶応義塾大学法学部政治学科に進学、卒業。
1972年にソニーに入社しましたが、2年後に退社し父の衆議院議員の甘利正氏の秘書になります。

1983年に父が政界引退表明をしたため、その地盤を引き継ぎ衆議院議員選挙に新自由クラブ公認出馬し初当選を果たします。

1986年に新自由クラブが解党したために自民党に入党します。
1998年の小渕内閣で労働大臣として初入閣し、さらに年金問題を担当する国務大臣を兼任します。

2000年には党財務委員長に就任、2004年には衆議院予算委員長に就任します。
その翌年の2005年には党政務調査会長代理に就任しています。

2006年9月、第1次安倍内閣で経済産業大臣に任命され、その後の福田康夫内閣でもその地位に留任しました。

その後内閣府特命担当大臣も任命され、2012年には自由民主党政調調査会長に就任したことで、初の党三役入りとなります。

2012年の第2次安倍内閣では内閣府特命担当大臣に任命されますが、翌年早期の舌癌であることを公表しています。
すぐに手術を行い、公務に復帰しました。

その後もキャリアを重ねていくものの、2016年に週刊文春で金銭授受疑惑が報じられます。
この責任を取り、内閣府特命担当大臣を辞任することに。

なお、この金銭授受疑惑については後程紹介します。
2017年には、党行政改革推進本部長に就任、同時に知的財産戦略調査会長にも就任します。

2018年に自由民主党選挙対策委員長し、2019年には自由民主党税制調査会長に就任。
大蔵族、税制族ではない甘利氏の就任は異例の人事として注目されました。

甘利明の家族構成は?


甘利明さんの家族構成について紹介します。
まず、甘利明さんの父親である甘利正さんですが、前述のとおり衆議院議員を務めていました。

甘利明さんはその地盤を引き継いで出馬しています。
甘利正さんは1992年に76歳で亡くなっています。

母親は甘利千代子さんという方で、2012年の93歳で亡くなりました。
そして、甘利明さんの奥様ですが甘利安錦子(あきこ)さんという方です。

今の奥様と結婚した理由が、衆議院議員選挙に出る時に「選挙に出るなら結婚しておいた方がいい」と言われたため、結婚したそうです。

そのような結婚の形もあるのですね。
ある意味政略結婚なのでしょうか?

2人の間には娘さんが2人生まれています。
長女である奈多子(なおこ)さんは東邦大学医学部を卒業し、現在医者として勤務しています。

政治家の娘が医者になるとは珍しいケースではないでしょうか。
父親の後を継いで政治家の道を目指すということはなかったようですね。

東邦大医療センター大橋病院に勤務しているとみられています。
次女の朱(あや)さんは慶応義塾大学を卒業した後、産学連携の研究などを行っているようです。

甘利明のUR汚職事件とは?


甘利明さんのUR汚職事件とはどのようなものだったのでしょうか?
事の発端は2016年1月。

千葉県の建設会社「薩摩興業」が2013年に道路建設における補償交渉をめぐり、甘利明さんに都市再生機構(UR都市機構)に対する口利きを依頼。

その見返りに総額1200万円を現金や接待で甘利側に提供したと、週刊文春が報じています。
しかし甘利明さんは「社長が大臣室を訪問したのは事実」としながら、何をしたかは記憶が曖昧、と答えています。

URの説明では甘利明氏の秘書と職員が12回に渡り面談していた、とのこと。
甘利明さんの政党支部などの政治資金収支報告書には同社から376万円しか記載はされていませんでした。

UR側へは「甘利事務所の顔を立ててもらえないか」と要請を行っており、URが支払った補償額は2億円以上にも上ると言われています。

2016年1月28日の記者会見で、薩摩興業側から2013年11月に大臣室で50万円、2014年2月には大和市の地元事務所で50万円を2回に渡り受け取ったことを認めています。

「秘書には政治資金収支報告書に記載するよう指示したが記載されなかった」と述べました。

さらに、500万円については「秘書に政治資金収支報告書へ記載するよう指示したが実際には200万しか記載せず、300万は秘書Aが無断で私的流用していた」と説明。

この後は内閣府特命担当大臣の引責辞任を行い、その後は睡眠障害を理由に国会を欠席しています。
本当に睡眠障害だったのかは明らかにされていません。

2016年3月には弁護士グループ「社会文化法律センター」が、そして4月には「政治資金オンブズマン」がそれぞれ東京地方検察庁に対し甘利明さんとその秘書を刑事告発します。

しかし週刊文春に取材協力した建設会社の担当者は退職し、特捜部に対して非協力だったようです。
甘利明さん側は容疑を否認、さらに法律判断の材料に欠けるとして、嫌疑不十分で不起訴処分となりました。

いまだにこの一件に関して国民は疑念の持っています。

もしも甘利明さんが要職につくことになれば、URの汚職事件について説明してもらい、事態を明らかにする必要が出てくるかもしれません。

ここ最近の風潮では、オリンピックの例でもわかるように過去の悪行が再燃し辞任することが多くあります。
今回もそのようにならないように、しっかりと身の潔白を証明してほしいものですね。

甘利明の経歴や家族構成は?UR汚職事件後には睡眠障害で国会欠席!まとめ

甘利明さんの経歴や家族構成は?
UR汚職事件とは?その後は睡眠障害で国会欠席?

こちらについて紹介してきました。
岸田政権発足にあたり、人事がもっぱらの話題になっています。

しかし、党改革を謳う岸田政権とは裏腹に、安倍政権と変わらないとの指摘が多くあります。
岸田氏と争った河野氏、高市氏、野田氏の処遇も気になるところですが、透明性のある人事を期待したいものですね。

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