テニスの全米オープン男子シングルスで、ダニエル・メドベージェフがジョコビッチを破り大会初優勝を飾りました。
この試合でジョコビッチは史上3人目の年間グランドスラムを逃しました。
絶対王者といってもよいジョコビッチを破ったメドベージェフですが、どのような選手でしょうか?
過去に複数回問題行動も起こしたこともあり、失格となった経験もあるようです。
そこで、メドベージェフのプロフィールや経歴は?
過去の問題行動とは?
こちらについて紹介します。
メドベージェフのプロフィールや経歴は?
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🏆 #メドベージェフ 男子シングルス優勝!!! 🎊#ジョコビッチ を敗る!!
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— WOWOWテニスワールド (@w_tennisworld) September 12, 2021
ジョコビッチを破り全米オープン初優勝を飾ったメドベージェフ。
東京オリンピックではベスト8の成績を残しています。
そんなメドベージェフのプロフィールや経歴を紹介します。
まずはプロフィールから。
プロフィール
2021年9月現在、25歳のメドベージェフ。
198cmと2m近い長身ながらも、俊敏なフットワークが持ち味です。
さらに体力もあり、難しいボールを拾いまくるという鉄壁の守備で相手の体力や精神を削るプレーを見せます。
非常にミスが少ない選手で、錦織選手いわく「どのようなタイプの選手に対してもうまく対応する」とのこと。
さらに、ドロップショットなど繊細なプレーも得意で、絶秒なタッチでネット前にドロップを落とします。
ジョコビッチを破ったのはまぐれではなく、しっかりとした実力に裏付けられた勝利だったと思います。
しかし、そんな彼は悪童としても有名。
そのエピソードは後程紹介します。
経歴
メドベージェフは6歳からテニスを始め、2015年にプロに転向します。
19歳の時にプロに転向したメドベージェフですが、大学を中退してプロになりました。
実は高学歴でも知られており、モスクワ大学に並んで有名であるエリート養成大学のモスクワ国際関係大学に入学しています。
同大学はソ連時代には外務省、対外経済関係省、報道機関、国際問題関係の研究所に多くの人材を送り込んでいました。
ソ連崩壊後もこの分野で大きな役割を果たしています。
そのような大学を中退しプロに転向したメドベージェフは、ゲームメイクの天才とまで言われています。
2017年のチェンナイ・オープンでATP(Association of Tennis Professionals)ツアー初の決勝に進出するも、決勝で敗れ惜しくも準優勝。
同じ年に、4大大会の全豪オープン初出場するも1回戦敗退。
2018年になると、シドニー国際でツアー2回目でATPツアー初優勝となります。
同じ年の東京で行われた楽天ジャパン・オープンでは決勝で錦織選手を破り優勝。
2019年には全豪オープンで4回戦進出。
さらには全米オープンで準々決勝でワウリンカを破りベスト4に進出、決勝はナダルと当たり敗退し準優勝となりました。
この時の世界ランキングは自身最高の4位までになりました。
2020年には全豪オープンで2年連続の4回戦進出、全米オープンでは準決勝まで駒を進めるも破れます。
しかし、同年に行われたATPファイナル図では準決勝でナダルを破り、その勢いのまま決勝でティエムに勝利し優勝を果たします。
2021年には名実共にロシアのエースとして活躍します。
ATPカップではロシアの優勝に貢献しています。
そして全豪オープンでは決勝でジョコビッチに敗れたものの準優勝。
その結果世界ランキングは2位まで浮上します。
東京オリンピックではロシア代表として出場し、ベスト8の結果を残しています。
そして、9月にはジョコビッチを破り初の全米オープン優勝となりました。
メドベージェフの問題行動とは?
【#全米オープン #テニス 男子シングルス決勝 13日午前5時~(予定)】https://t.co/S5xbINTpua
年間グランドスラムに王手をかけたノバク・ジョコビッチと、4大大会初制覇を狙うダニル・メドベージェフが対戦します。注目の決勝戦、試合の模様をこちらで速報します。https://t.co/S5xbINTpua
— 毎日新聞 (@mainichi) September 12, 2021
初の全米オープン優勝を飾ったメドベージェフですが、多くの問題行動でも有名です。
2016年のニース・オープンでシングルス本戦初出場時の2回戦、ドナルド・ヤングと対戦。
しかし審判が黒人であったために「友人」のヤングに有利な判定をしたと暴言を吐いたため、失格となっています。
2017年のウインブルドン選手権では2回戦の主審の判定に不満を表すため、試合後に審判台に向かって小銭を投げつけています。
試合終了後には「謝罪したい」と自分の非を認めているものの、悪童ぶりを世間に印象付けてしまいました。
この後かなり反省したのか、問題行動はしばらくの間起こりませんでした。
奇行を晒したのは2021年のローマ・マスターズ。
苦手なクレーシーズンに入ってからです。
クレーコートとは土で出来ているコートのこと。
このクレーコートが続くシーズンで、マドリード・マスターズとローマ・マスターズでは早々の敗退となります。
そしてローマ・シーズンでは試合中であるにも関わらず、「クレーコートではもうプレイしたくない!」と叫びました。
悪態はさらに続き、「腐ったコートだ」「犬みたいに泥だらけになりたい奴はせいぜい頑張ればいい」とも。
最終的にはスーパーバイザーには「頼むから失格にしてくれ」と懇願しています。
失格にならなかったものの、この試合で敗退しクレーコートでのプレーを終了しました。
メドベージェフがクレーコートを苦手としているのは多くの人が知るところで、もはやクレーシーズンの風物詩となっているようですね。
メドベージェフが起こす問題行動は若さゆえと思われていた節もありましたが、2021年も起こしていました。
2021年9月現在で25歳のメドベージェフですが、いつになったらその悪童ぶりが収まるのでしょうか?
メドベージェフのプロフィールや経歴は?過去には問題行動で失格も!まとめ
メドベージェフのプロフィールや経歴は?
過去の問題行動とは?
こちらについて紹介しました。
全米オープン初優勝となったメドベージェフ選手、本当におめでとうございます!
今年の全米オープンは男女共に初優勝となりましたね。
女子選手のエマ・ラドゥカヌ選手の紹介はこちらです。
ぜひ参考にしてくださいね!