漫画「100日後に死ぬワニ」は多くの人が知っていると思いますが、その作者であるきくちゆうきさんを知っていますか?
そして、このきくちゆうきさんがネットで誹謗中傷を受け、その相手に訴訟を起こしていたことは知らない人が多いとは思います。
しかもその結果、敗訴となっています。
きくちゆうきさんと言えば、100日後に死ぬワニが完結するや否や映画の宣伝などを行い多くの読者の反感を買いました。
今回の訴訟も敗訴したものの、訴訟ビジネスと揶揄されています。
なぜ訴訟ビジネスと言われているのでしょうか?
今回はきくちゆうきさんの訴訟が敗訴した理由と、訴訟ビジネスと言われている理由について解説します。
きくちゆうきさんが敗訴した理由は?
\📣新公開日決定📣/
映画『100日間生きたワニ』の公開日が
【7月9日(金)】に決定しました🙌公開を楽しみにしていただいていた皆様、
お待たせいたしました✨#100日間生きたワニ pic.twitter.com/IGYZ2Fp9ck— 映画『100日間生きたワニ』7月9日(金)公開 (@100waniMOVIE) May 26, 2021
漫画「100日後に死ぬワニ」は2019年12月12日から2020年3月20日までTwitterで連載されていました。
タイトルにある「100日後に死ぬ」という言葉に掴まれ、多くの話題を呼び、最後はどうなるのか?と話題を呼びました。
しかし、100日後にしっかり終わらせた数時間後に、絵本や映画、グッズショップなどメディアミックスの展開を公開して炎上。
作品を描き始めて数日のうちに商品化の話を受けていたようです。
しかも、30~40社から話が来たそうです!
片道1時間40分も掛かった pic.twitter.com/RqJNqLsmu1
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) December 4, 2019
きくちゆうきさんが「打ち合わせしてきた」とのツイートにこの写真を載せていました。
これが付近に「電通研究所」という企業があったことから「電通案件だ」とのバッシングもあったようです。
ただ、これは実は間違いで「電通研究所」は電通とは全く関係のない会社。
そして打ち合わせは100日後に死ぬワニとは無関係のライブペイントの打ち合わせでした。
炎上し、勢いがついたネット民は「しねばいいのに」という投稿までされています。
これを訴訟したのが始まりでした。
受けた誹謗中傷、改変DMなどなどについては大体データ残してあるので、まとめ次第しっかりと対処しようと思っているぞ☝️
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) May 26, 2020
2020年5月には訴訟をすることを思わせるツイートをしていました。
しかし実際に訴訟を起こしたものの、敗訴が決定。
この敗訴の理由としては二つあります。
1.死ぬワニとの関連以外の投稿根拠がない
2.投稿が繰り返されていない
これが敗訴の決め手となりました。
この件に関してネットでは次のような反応がありました。
・「死ね」単発ならセーフってことか。
・名前そのまま出されてるのに負けるのか
・あー、これ代理人福永活也か
という声が上がっていました。
ここで気になるのは「福永活也」という名前。
この方はどのような人なのでしょう?
次で説明していきます。
きくちゆうきさんが訴訟ビジネスと言われる理由
きくちゆうきさんが起こした訴訟は、訴訟ビジネスと揶揄されているそうです。
その理由はこの訴訟のために雇った弁護士にあります。
この訴訟には福永活也弁護士が対応をしています。
実は福永活也弁護士は「NHKを国民から守る党」の立花孝志氏と組んで、ネット上の誹謗中傷対策を盛んに行ってきた人物として有名です。
小学生YouTuberで話題の「ゆたぼん」や、インフルエンサーとして活躍する「はあちゅう」の誹謗中傷対策も無料で受けている人物です。
実際のところはどうなのかは不明ですが、こちらの記事にはその根拠たる内容が記載されていました。
きくちゆうきさんの敗訴へのネットの声
きくちゆうきさんの敗訴に対するネットの声を紹介します。
きくちゆうき敗訴、どっちかっていうと弁護士が
— 豆腐.txt (@suzaku_san01) June 9, 2021
きくちゆうき先生敗訴はさすがに可哀想だけど、ろくな弁護士しか雇えなかったの?もっと他に粘着されてたツイートあったのでは?とか思うなど…🤨
— 狛犬太 (@Gw6hO) June 8, 2021
他の弁護士は雇えなかったの?との声が。
やはり、と言っては申し訳ないのですが、福永活也弁護士はある意味有名なようです。
そしてこの件だけに関わらず、他にも誹謗中傷はあったのに、という疑問の声も。
きくちゆうき先生は「世の中の為」を思って自身の開示請求に踏み切ったようなので、
「自分が敗訴するのは、世の中の為にならない!」ということでいいのかな。コメントが欲しい。 pic.twitter.com/DhQEygQuX8— SYNTHESE (@NandD_synthese) June 6, 2021
きくちゆうきさんは敗訴に関しては、現在なんの発言も行っていません。
そのためどのような心境なのかは不明です。
とはいえ、ある一文のみでそれを訴訟にもっていくという心理が少し理解しかねます。
上記にあったようにもっと他にも多くのことを言われてそうですが、そちらも今後対応していく予定なのでしょうか?
また、この件で映画が売れるのでは?ということから実は映画に合わせた宣伝に使ったのでは、という声も上がっていました。
しかし、これで映画に行こうとはなかなか思わないような気もしますね。
まとめ
漫画「100日後に死ぬワニ」の作者であるきくちゆうきさんの訴訟が敗訴した理由と、訴訟ビジネスと言われている理由について解説してきました。
有名人への誹謗中傷、現代では簡単にできてしまうので扱いがなかなか難しいですよね。
今後はこの事例を凡例として、同じような訴訟はなくなっていく世の中になると良いなと思います。
もっと良いのは誹謗中傷がなくなる、もしくはできなくなる仕組み作りがあることが一番なのだとは思いますが。
なお、「100日後に死ぬワニ」の映画は2021年7月9日から公開予定です。
興味がある方はぜひ。
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