自衛隊好きで有名なカズレーザーさんも注目しているアクロバット飛行チームのホワイトアローズ。
日本のアクロバット飛行チームではブルーインパルスが有名ですが、ホワイトアローズとどのような違いがあるのでしょうか?
また、どんな人がパイロットなのかが気になりますよね。
そこで、ホワイトアローズのパイロットとは?
ブルーインパルスの違いは?
こちらについて紹介します。
ホワイトアローズのパイロットとは?
#日本テレビ 「#沸騰ワード10」で
カズレーザーさんが海上自衛隊に初潜入!
アクロバット飛行チーム「#ホワイトアローズ」テレビ初公開!見どころ満載👀
放送は9月24日(金)午後7時から📺#カズレーザー #バナナマン #アクロバット #曲技飛行#朝日奈央 #福原遥 #細田佳央太 #航空学生✈🚁 pic.twitter.com/ORtOfink63— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) September 21, 2021
ホワイトアローズのパイロットは小月教育航空群第201教育航空隊所属のベテラン操縦教官、計10数名で構成されています。
教官や使用される機体の本来の任務は後進の育成です。
普段はベテラン教官としてパイロットなどの育成に励み、曲技飛行隊としての活動は、その合間に行われているそうですね。
ホワイトアローズのメンバーは小月航空基地に所属している自衛隊員で、山口県下関市に基地があります。
海上自衛隊のパイロット及び戦術航空士は例外なく全員、小月教育航空隊で修行をしています。
元々ホワイトアローズは1998年、教育航空集団の自主研究を目的に飛行技術研究班として発足したのが始まり。
学生教育のための飛行教育技術の向上と学生の学習意欲の向上という目的で活動が開始されました。
それ以外にも、海上航空の広報活動を目的としての側面もあります。
当初はフランス語で「白い翼」を意味するブランエールや第201教育航空隊のコールサインに由来するルーキー・フライトの名称で、小月航空基地のイベントを中心に活動していました。
その翌年から海上自衛隊の教育航空部隊がある鹿屋航空基地と下総航空基地において、展示飛行を実施。
その活動が数年間続いていましたが本来任務の航空学生の教育が多忙に。
そのために小月基地の入隊式やホームベースの小月航空基地で一年に一度だけ催される航空祭「 スウェルフェスタ」だけの活動に限定されました。
あるとき展示を視察した当時の海上幕僚長が見た際に、広報効果が高いと評価されました。
海上自衛隊独自の曲技飛行チームの正式な発足が認められ、2018年10月から小月航空基地に限らず一般のイベントでも展示飛行を行う飛行隊として再スタートしています。
名称のホワイトアローズは隊員からの公募により決定しました。
ホワイトアローズはベテラン教官の集まりなので、ある程度の経験を積まないとパイロットになることはできないということとなりますね。
また、1回のパフォーマンスで搭乗できるパイロットは8名。
4機に2名ずつが乗り込むことになります。
ホワイトアローズは目指してからかなり長い道のりであり、狭き門となっています。
しかし、近年では2019年にレッドブル・エアレース・ワールドシリーズのエキシビションとして一般向け展示飛行も行っています。
パイロットになれば、今後はこのような場所でも飛行できるチャンスがあるかもしれませんね。
ホワイトアローズとブルーインパルスの違いは?
沸騰ワード、9月24日は防衛大臣直訴で実現したホワイトアローズ特集 https://t.co/ZZ0wHoHHzn
— FlyTeam ニュース (@FlyTeamNews) September 23, 2021
ホワイトアローズとブルーインパルスの違いについても紹介しておきます。
ホワイトアローズが所属している部隊は海上自衛隊で、ブルーインパルスは航空自衛隊です。
意外かもしれませんが、海上自衛隊にも多くの飛行機が存在しています。
そしてホワイトアローズが使用する機体はT-5と言われるもので、初等練習機となります。
ブルーインパルスではT-4を使用、スモークを出るようにしたり特別塗装を行っていますがホワイトアローズはそのようなことは一切なし。
訓練機を無改造で使用しているホワイトアローズは、比較的低速で旋回半径も小さいことが特徴です。
そのため観客の視界が外れない場所で低空を安全に飛行が可能であり、観客に近い所で行われる迫力ある演目を行うことができます。
使用されるT-5は練習機であるためサイド・バイ・サイド式のコックピットとなっています。
サイド・バイ・サイドとは、横一列に二人が整列して操縦する方式です。
縦一列に並ぶタンデム式の座席と比べると、乗員同士が互いに確認をしやすい仕様となっています。
そのために、訓練では教官が指導を行う際都合がよく、緊急事態を迅速に把握することができます。
しかし操縦区画が左右に広がる事で機体の前面投影面積が広がり空気抵抗が増えてしまいます。
このことからタンデム式よりも運動性能が落ちることも指摘されています。
そして左右二人並ぶことから左右の視界が偏ったり、身体的な操作手順が激変するという欠点も。
このことを考えると、ホワイトアローズは多くの制限がある中でパフォーマンスを行っている、ということ。
教官レベルの人でないとホワイトアローズのパイロットとして認められないのは、このようなことが理由としてあるのかも?
ホワイトアローズのパイロットとは?ブルーインパルスの違いも紹介!まとめ
ホワイトアローズのパイロットは?
ブルーインパルスの違いは?
こちらについて紹介してきました。
2021年9月24日には沸騰ワードで初めてホワイトアローズがテレビで紹介されます。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
ホワイトアローズが紹介されるのは、カズレーザーさんが防衛大臣に直訴したために出演が決まりました。
かなり貴重な機会なので、お見逃しなく!