イタリア・セリエAに所属するACミランのラファエル・レオン。
2020年はぱっとしなかったものの、今シーズン後半から目覚ましい活躍を見せています。
CFだけでなくウイングもこなし、そのプレースタイルは確実に攻撃の要となっています。
アンゴラ出身の両親の下、ポルトガルで生まれたラファエル・レオンはミラニスタからも注目されています。
そんなラファエル・レオンのプレースタイルや来歴を紹介します。
ラファエル・レオンのプレースタイルは?
Primi 🔴⚫️ ⚒ pic.twitter.com/5FgFqNRSOW
— Rafael Leão (@RafaeLeao7) December 11, 2020
ラファエル・レオンのプレースタイルから紹介していきます。
2018年のフランス・リール時代のポジションはCF。
188cmの長身と頑強な体で、空中戦に優れています。
さらには空中戦だけでなく足元のテクニックもありドリブル突破も得意としています。
スピードにも優れているので、爆発的な加速力からのドリブルは相手の脅威となります。
足元のテクニックは柔らかく、優れたフェイントを利用して相手を抜き去ります。
得意なプレーは左サイドから切り込んでからのシュートやコンビネーション。
サイドから崩すドリブル突破はわかっていても止められないという、恐ろしい存在となっています。
決定力も高く、サイドからのクロスボールを合わせたり、味方のシュートのこぼれ球を拾う動きからの得点も多く見られます。
ボールを受けてからの動きが早く、相手DFが反応できない間にゴールを狙っていきます。
そのうえシュートの精度が高く、ゴール隅を狙うこともできます。
ACミランではウイングとしての起用が多くありますが、そんな中でもラファエル・レオンは実力を最大限に発揮しています。
フォワードという大きな括りであれば、基本的な仕事は変わらない、と彼はインタビューに答えています。
CF、ウイングどちらもこなせるというのはラファエル・レオンの強みの一つでしょう。
ラファエル・レオンの弱点は?
For my fam ❤️
8/8 to go .. pic.twitter.com/w9vzXvxhhZ— Rafael Leão (@RafaeLeao7) April 10, 2021
ラファエル・レオンが優れたフォワードであることは理解いただいたかと思います。
しかし、彼も完璧ではなく、弱点もあります。
高身長のため空中戦も強いのですが、あまりポストプレーが得意ではありません。
後ろ向きにボールを持ったプレーが実は苦手なのです。
また、オフザボールの動きもまだ課題が残ります。
ボールを持っていない時の相手の裏をとる動きなどがこれからの目標でしょう。
そして若い選手に多くあることですが、好不調の波があることです。
常に精度の高いパフォーマンスを見せることができるようになれば、一段上のプレイヤーになることができると思います。
守備の課題についても挙げられます。
守備意識があまり見られないことがあり、簡単にマークを外してしまうことも散見されます。
フォワードとしての素質はかなり高いだけに、このような弱点を克服すればACミランを名実共に支えるプレイヤーになることができるのではないでしょうか。
ラファエル・レオンの来歴は?
Rafael Leão #MilanCrotone pic.twitter.com/YCSHjNqxWu
— Faisal HQ (@iF2is) February 7, 2021
ラファエル・レオンの来歴についても紹介しておきます。
前述のとおり、ラファエル・レオンはアンゴラ出身の両親を持ち、ポルトガルで誕生しました。
9歳の時にスポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガルのユースアカデミーに入団。
2017年にBチームに昇格、そこで12試合7得点を決めました。
その功績が認められたのか、翌年にはトップチームに昇格します。
2018年にはFCポルト戦ではプロ初ゴールを決めました。
しかし2018年5月15日に、熱狂的なサッカーサポーター集団のウルトラスにチームが襲撃に逢います。
これを機に、ラファエル・レオンは他の生え抜き選手と共に退団します。
そして同年8月8日にフランスのリールと契約を締結します。
そこで7試合6ゴールを決め、フランス国内ではキリアン・エムバペと比較されるようになりました。
エムバペは10代でフランス代表デビューした逸材で、彼と比較されたラファエル・レオンは「ポルトガルのエムバペ」と呼ばれるようになりました。
とはいえ本人はそう呼ばれることはさほど気にしておらず、「彼は彼、自分は自分だ」とインタビューで答えています。
2019年にはイタリアACミランと契約を締結。
2020年12月20日にはUSサッスオーロ・カルチョ戦でセリエA史上最速となる開始6.2秒でゴールを決めています。
そして現在は同僚であり師と仰ぐイブラヒモビッチの教えで、ACミランに加入したての時はあまりぱっとしなかった選手であったにも関わらず、シーズン後半戦からは見違えるような活躍を見せています。
イブラヒモビッチは既にピーク時の体力ではありません。
イブラヒモビッチが引退となったら、ACミランを支えるのはラファエル・レオンかもしれません。
リーグだけではなく、代表でも活躍をしています。
U-17、U-19、U-21と全ての年代別カテゴリーを経験し、A代表での代表定着もまもなくでは?との噂です。
クリスティアーノ・ロナウドもかなりのベテランとなりました。
彼がポルトガル代表をけん引する未来も近いのでは。
まとめ
That feeling💫@acmilan pic.twitter.com/zqbKwHHA1N
— Rafael Leão (@RafaeLeao7) February 5, 2021
ラファエル・レオンのプレースタイルや弱点、来歴を紹介しました。
こう見るとラファエル・レオンは恐るべし才能を持ったフォワードです。
弱点を克服したら、世界最高のフォワードの一角になるかもしれません。
まだ若く、伸びしろという意味では非常に期待ができる選手でもあります。
次のワールドカップでは、その名前を全世界が知ることになるかもしれませんね。
コメント