松戸市立博物館を知っていますか?
千葉県松戸市千駄堀の「21世紀の森と広場」という公園内にある博物館です。
コンセプトは「見て・触れて・体全体で感じる」を基本としている感動体験型博物館です。
この松戸市立博物館ではすごい派手なもの、というものはありません。
しかし、特に人気を集めているのは高度成長期の昭和時代を再現した団地の展示です。
団地を一部屋程度だけではなく、団地そのものを再現しているという本気っぷり。
そんな松戸市立博物館の見どころや口コミ、アクセス方法を紹介します。
松戸市立博物館は団地展示が見どころ?
松戸市利と博物館の見どころを紹介します。
常設展示以外は開催日時が決まっているので、事前に公式HPを確認しておきましょう。
常設展示
引用:松戸市立博物館公式HP
松戸市立博物館では、旧石器・縄文時代から始まり、団地の誕生までの間の三万年の歴史の息吹に触れることができる常設展示があります。
野外には竪穴住居が3棟復元されており、そのうちの1棟が開放されています。
また、旧石器時代に使用されていた石器や、市内で見つかった石器から当時の様子を紹介しています。
そのあとの縄文時代の暮らしぶり、人々の交流をテーマで紹介をしています。
そのあとの展示では、稲作の開始から武士の時代、そして豊臣秀吉の天下統一後の村などが紹介。
さらに、明治時代を迎え近代化に歩み始めた松戸は「まつど1868-1960」、「下谷・谷津・台」、「常盤平団地の誕生」の3つのテーマで表現されています。
この「常盤平団地の誕生」のテーマが特に好評です。
実はこの松戸市立博物館は「団地の聖地」とも呼ばれています。
この団地の展示には、このような風景が広がっています。
昭和の時代を過ごしてきた人にとっては、ノスタルジーを感じる風景が広がっています。
当館学芸員による松戸歴史コラムリレー第3弾「常盤平団地60年の生活史に向けて」です😀
1960年に入居を開始し、今年4月で60周年を迎えた常盤平団地の歴史解説です👏
当館では団地を細部まで再現した展示をしています👍是非ご来館ください😄https://t.co/v5sNOBaiYF#松戸市立博物館 #常盤平団地 pic.twitter.com/w1PZ7THZ77— 松戸市立博物館 (@matsudo_museum) July 19, 2020
常盤平団地は松戸市常盤平にあったものを再現しています。
現在では老朽化が進み団地が少なくなっている今、昭和を知る貴重な資料となっています。
一部屋だけの再現ではなく、団地そのものを再現するという発想がすごいですよね!
また、昭和の時代を支えた電化製品も展示されています。
60年以上前の電化製品なんですって😳 pic.twitter.com/azFV1NF5QJ
— ほたる姫🌠さいたまご当地キャラクター(非公認) (@hotaruhime_610) April 27, 2021
昭和の電化製品マニアは多くいるようなので、この博物館が気になる人も多いのでは?
当時最新鋭の電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビの「三種の神器」を設置。
ステンレスの流し台や応接セット、果ては大型電蓄や百科事典なども配置しています。
さらに日用品や雑誌、テレビ画面に映るCMも当時のものを使用する、という徹底ぶり。
それだけではありません。
千葉県は二十世紀梨でも有名ですが、生まれたのは松戸市です。
原樹は空襲で焼けてしまいましたが、残された一部がこの松戸市立博物館に展示されています。
各種体験教室
松戸市立博物館では各種体験教室が開催されています。
・縄文布つくり
・機織り
・糸紡ぎ
なんと土器が作れます!
マイ土器だなんて、ちょっと楽しそうじゃないですか?
博物館講座
古文書や考古学に関する博物館講座についても開催されています。
古文書の講座は初級・中級に分かれています。
古文書に始めて触れる、という人は初級からであれば無理なく学ぶことができます。
中級は経験者が対象で、初級で学んだ知識をさらに深堀りすることができます。
各講座は全5回で、受講料は無料です。
学芸員などによる講演会
講座よりも大人数に対して行ってくれるのが後援会です。
毎回違った人が登場し、講演をしてくれます。
大学教授や学芸員の方が講師を務める後援会は講義とは違って1回完結型です。
また、予約も不要となっています。
松戸市立博物館の口コミは?
松戸市立博物館の口コミを紹介します。
松戸市立博物館の常盤平団地の展示には、住人に関する細かすぎる設定があるんですよね。住人は子持ちの夫婦で夫は都内のメーカー勤務、妻とは社内恋愛の末結婚したとかね。細かすぎるよ!当時としてはかなりお洒落だったようですね。
— mim (@mim92721978) April 29, 2021
やはり、常盤平の団地が気になる人が多いようです。
設定がここまで細かいのに驚いている様子。
確かに、普通の展示でここまでの設定は見たことないですね!
ここには常盤平団地の再現モデルルームがあるのです。また、ここは縄文時代から現代にいたるまでの松戸市を中心とした歴史の流れを、分かりやすく丁寧に展示している博物館でした。係員の方も幾人かおり、とても熱心な運営をしているなと感じました。 そして昭和30年代に入ると常盤台団地の完成である。モデルルームは館内にかなり豪快に造りこんでます。
たて穴式住居がとてもおもしろかったです!その日は実際に火をおこしていて、真っ暗な住居の中で火を眺めていると古代にタイムスリップしたような感覚になり貴重な体験でした。
このような口コミも見られました。
竪穴住居には係の方が常駐しているため、詳しい説明を聞くこともできる様子。
子供にも人気の博物館で、家族で行くのもおすすめです。
松戸市立博物館のアクセス
住所:千葉県松戸市千駄堀671
電車+徒歩 新京成線「八柱駅」・JR武蔵野線「新八柱駅」下車、徒歩15分。
電車+バス 新京成線「八柱駅」・JR武蔵野線「新八柱駅」下車、松戸新京成バスのりば3の小金原循環・新松戸駅行「森のホール21・公園中央口」下車すぐ。(乗車:約5分)
電車+バス JR常磐線「新松戸駅」下車、松戸新京成バスのりば3の八柱駅行「森のホール21・公園中央口」下車すぐ。(乗車:約20分)
なお、駐車場はありません。
公共の交通機関を利用するか、21世紀の森と広場の東駐車場もしくは森のホール21の駐車場(いずれも1日500円)を利用しましょう。
バイク・自転車用の駐輪場は無料で利用することができます。
松戸市立博物館の開館・閉館
開館時間は9時30分から17時まで。(ただし、入館は16時30分まで)
休館日は以下のとおりです。
館内整理日(2021年4月23日、9月24日、11月26日、12月24日、2022年1月28日、2月25日)
くん蒸期間(2021年6月21日から6月28日まで)
年末年始(2021年12月28日から2022年1月4日の間)
まとめ
松戸市立博物館の見どころや口コミ、アクセス方法を紹介しました。
団地マニアに大人気のこの博物館ですが、それ以外にも見どころが多くあります。
博物館がある「21世紀の森と広場」公園は50.5ヘクタールの広さがあります。
この大きさはなんと東京ドームでいうと11個分。
広大な公園では水遊びやバーベキューも行うことができます。
松戸市立博物館を含む松戸を、のんびりと楽しみましょう!
コメント