マイナビが学歴フィルターを使っているのでは?と話題になりました。
その後、マイナビは「学歴によって募集する学生を変えるような設定を普段からしているわけではない」と説明しています。
これは本当なのでしょうか?
マイナビはやはり学歴フィルターを使用していたと思われます。
その根拠について、3つの理由を紹介します。
マイナビの学歴フィルターを不使用との回答
マイナビから送られてきたメールの題名が大東亜以下って露骨に学歴フィルターかかってて草
大事故だろこれ pic.twitter.com/4C6JMYSvb9— り (@koda20006) December 6, 2021
マイナビが学生宛てのメールで、題名に「大東亜以下⑨」という言葉を使用したために学歴フィルターを使っているのでは?とネットで大きな話題になりました。
この騒ぎにより、マイナビは事実を確認していると報じられました。
マイナビは次のように回答したことが続報として報じられています。
「学歴によって募集する学生を変えるような設定を普段からしているといった事実はございません」
「当社は学歴によって一部の学生が有利になるようなことは行っておりません」
「キャリアアドバイザーの組織が2つあり、面談枠を管理する際に作業上、枠を2つに分け予約を受け付けています。枠の管理上、そのような名称を用いておりました。その管理作業をする際コピーしたワードがペーストされた、誤ったタイトルのメールが送信されてしまいました」
「本来であればメール配信前に複数人が内容のチェックを行うべきところを、その作業を担当者が怠ったことが原因です」
マイナビは文書でこのように説明し、「不要な誤解を与える様なメールをお送りして大変申し訳ございません」と陳謝しました。
引用:Yahoo!ニュース
このように回答しているものの、本当に学歴フィルターを使用していなかったのでしょうか?
実はこのマイナビの釈明には気になる点が3つあります。
それがマイナビが学歴フィルターを使用している証拠ではないかと考えています。
マイナビの学歴フィルターを不使用は嘘?3つの理由から検証!
マイナビは学歴フィルターを使用していないことを回答しています。
しかし、これには気になる点が3つあります。
この3つの点を紹介していきます。
枠を2つに分けた
マイナビの回答では、枠を2つに分けたことを明らかにしています。
2つに分けた時に「大東亜以下⑨」という名称を使用した、ということになります。
しかし、2つに分けたというのはわかるのですが、その名称に「大東亜以下⑨」とつけるものでしょうか?
2つに分けるのであればA、Bや1、2などを付けるのが普通では。
それなのに、「以下」という言葉で表現しています。
以下を使用するのであれば、やはり学力がそれ以下であることを示している証ではないでしょうか。
しかも「大東亜以下」という言葉ですからね。
⑨を使用しているのはなぜ?
報道では触れられてはいませんが、題名に「大東亜以下⑨」の⑨の部分はなにを意味しているかというところが気になりますね。
⑨については、次のような解釈がされています。
⑨は、東方というゲームのキャラ紹介が元ネタで『バカ』という意味のネットスラングです。
要は『大東亜以下のバカ向け』というメール題名。— Eile mit Weile(急がば回れ) (@hahahababytry) December 6, 2021
ネットスラングでは⑨はバカという意味になっています。
枠を2つに分ける際に、「大東亜以下⑨」という名前にしたのは、学歴フィルターにかけ偏差値が低い大学を「バカ」と評価しているためだと思われます。
社内で検討しても良い逃げ方が見つからなかったので、この部分には触れていないのでは。
一部他のニュースを探してみたところ、⑨についての釈明も見つかったので紹介しておきます。
メールの文面の「大東亜以下➈」の意味について、同社は「学生の所属大学群と、面談に対応できるキャリアドバイザーの人数」と説明する。メールを誤送信した社員は、当時、同時進行で、各大学群ごとに、マイナビ新卒紹介経由で面談を希望する学生とキャリアドバイザーのスケジュール管理を担当していた。つまり「大東亜以下➈」は「『大東亜帝国』とそれ以下の大学に通う学生と面談できるキャリアドバイザーは9人」という意味だったわけだ。
これもかなり苦しい言い訳に聞こえます。
9人であれば、9人と書けばよいと思います。
もしくは単純に9という表記でも良いのでは。
それなのにわざわざ「9」でも「9人」でもなく「⑨」と記載していたのは、なにか悪意を感じてしまいます。
回答までの時間がかかりすぎる
このようなメールが送られているという事実が報道されたのは2021年12月6日の21時40分。
そして釈明文は翌日である7日の夜に報じられています。
単なる事実確認だけでこれだけ時間がかかるものでしょうか?
シンプルな事実確認であれば、翌日の午前中に確認して遅くても昼過ぎには公表できると思います。
これだけ時間がかかったのは、やはり苦しい言い訳を考えていたらからと予想されます。
ネットでは、学歴フィルタがあるのは当たり前、という意見が多くありました。
学歴フィルタが話題になっているけど、そんなものは当たり前にある。
20数年生きてきてまだ公平に扱われると思ってる方が驚き。
そのうち婚活になると学歴以外にもたくさん振るいにかけられるよ。
#婚活の方が闇だな— みやっち@長野の結婚相談所代表\地方婚活を応援したい/ (@encorage_nagano) December 7, 2021
学歴フィルタ、あるに決まってるじゃん就活サイト元締め的にはそんなフィルタリング当然じゃん何を今更……
けれど、公に〖大東亜以下〗って表記するのはマジでド低脳の所業だと思う……
— 〜みれぇじ (@Gerehwi) December 7, 2021
大企業なんて、一流大学の、
更に上澄みしか取ってないとこもザラにあるわけだし、
学歴フィルタは当然あると思うよ。— 偽ごるごん@野菜生活 (@FakeLucien) December 7, 2021
学歴フィルタがあるというのはもはや公然の事実。
しかし、表向きには学歴フィルタはないと言わなければいけない企業側もかわいそうなところではあります。
とはいえ、それを露呈してしまうようなミスをしてしまったことについては、大きな問題だと思います。
マイナビの学歴フィルターを不使用は嘘?3つの理由から検証した!まとめ
マイナビの学歴フィルターを不使用は嘘?
3つの理由から検証した!
こちらについて紹介してきました。
マイナビも正直に言えないのはつらいところだと思います。
あるものをない、と言わなければいけないのは会社の体制、そして日本の風土の問題です。
それを守っていかなければいけないのも、気の毒ではありますが隠すのであれば徹底してほしかったものです。
なお、最初に報じられた「大東亜以下⑨」の意味の考察についてはこちらの記事で紹介しています。
良かったら併せて読んでみてくださいね。