2021年8月20日、出場停止処分を受けていた日本ハムファイターズの中田翔選手を、読売ジャイアンツが無償トレードで獲得しました。
無償トレードは2013年にソフトバンクホークスから巨人に移籍した小久保選手以来とのこと。
トレードは無償とのことですが、年棒はどのチームが払うのでしょうか?
中田翔選手の年棒は3億4000万円と言われています。
日本ハムと巨人のどちらが年棒を負担するのでしょうか?
また、年棒は減額にはならないのでしょうか?
両者のメリットで合意に至ったとは本当?
こちらについて紹介します。
中田翔選手の年棒の負担はどのチーム?
きょう21日付東京版1面です。#巨人 は、チームメートへの暴力行為で出場停止処分を受けた日本ハムの #中田翔 内野手を無償トレードで獲得したと発表しました。「紳士たれ」を球団訓とする伝統球団がなぜ、暴行を犯した主砲獲得に踏み切ったのか。その背景に巨人担当キャップ・神田記者が迫りました。 pic.twitter.com/OFaLQHVIMU
— スポニチ東京販売 (@sponichi_hanbai) August 20, 2021
3億4000万円と言われている中田翔選手の年棒。
2021年の年棒の支払いは、移籍元である日本ハムがするのでしょうか?
それとも移籍先である巨人なのでしょうか?
こちらについて調査してみたところ、以下のようであることがわかりました。
・移籍は8月20日に行われたので、8月19日分までを日本ハムが支払う
・8月20日から11月30日までは巨人が支払う
このようになっています。
既に巨人で出場機会を与えられている中田翔選手。
既に支払いが巨人から始まっているので、活躍をしてもらわないと引き取り損になってしまいます。
巨人としてはファーストの補強をしたいところに、ちょうどよく中田翔選手の獲得の機会を得たために渡りに船というところ。
すぐにファーストレギュラーの定着とはいかないかもしれませんが、巨人としては本来の実力を期待しているようですね。
また、今回発生した無償トレードでは年棒の減額は、ありません。
3億4000万円の年棒のままです。
しかし、日本ハムとの契約は3年契約の3年目でした。
そのためこの金額での年棒は今年までとなっています。
もしかしたら、来年以降の年棒は今年判明した問題や世間の評価、また本人の申し入れなどで減額される可能性は大いにあり得るのではないでしょうか。
中田翔の無償トレードはメリットしかない?
【代打で中田翔登場 場内どよめく】https://t.co/6B9994RyOq
無償トレードでの巨人移籍から一夜明けて、中田翔が初打席に立った。6回に大城の代打として登場。中田の名前がコールされると、場内がどよめいた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 21, 2021
中田翔選手の無償トレードは、中田選手、日本ハム、巨人の3者でメリットしかないようです。
まず、中田翔選手のメリット。
これは出場停止処分を受け、そのまま引退になるかの瀬戸際だったのを救ってもらったこと。
このまま日本ハムに所属していれば、この選択肢の可能性は高かったのでは。
それが引退を免れたことは大きかったのでは。
また、移籍したことで出場停止が解けています。
もしも日本ハムに残り、出場停止が解けたとしてもすぐに出場の機会が与えられないかもしれません。
巨人に移籍した直後から、出場の機会に恵まれています。
このことからも、中田翔選手にはメリットしかありません。
日本ハムからしてみれば、出場停止処分者だとしても、登録人数の1枠を使用してしまいます。
この枠を空けられることがメリット。
さらに、問題を起こした選手を抱えていることは球団イメージにも影響します。
また、チーム内でもギクシャクする可能性も。
そのようなことが解消されることが日本ハムのメリットです。
巨人のメリットは、不在だったファーストの定着です。
巨人は長らくファーストが固定されていません。
中田翔選手を獲得できれば、ファーストを任すことが出来る候補の一人となります。
そして、今回は無償トレードです。
本来ならトレードであれば、巨人からも選手を出す必要がありますが、今回は必要ありません。
さらに、移籍金を支払うこともありません。
無償で有力な選手を獲得できることがメリットとして挙げられます。
中田翔が巨人に入ることで不安はないのか?
中田翔選手は問題を起こしたため、出場停止処分になりました。
そのような選手が入ることへの不安は巨人にはないのでしょうか?
中田翔選手のお目付け役として、キャプテンの坂本勇人選手がいます。
坂本選手は中田翔選手の一つ上の年齢で、侍ジャパンでチーム経験があります。
そういった意味では、再度の暴力行為に及ぶのを防ぐ抑止力となりえます。
不安視されるのは、中田翔選手が32歳での移籍ということです。
もちろんまだまだ活躍できる年齢ではありますが、選手によっては30歳を超えてから、落ち目となる選手もいます。
中田翔選手は日本ハムで不振にあえいでいました。
このまま低調子のままであれば、出場機会は減り結局は引退となることも考えられます。
さらには、調子が戻らなければメディアやファンからのバッシングを受けることになります。
そうならないように、まずは調子を戻し活躍できることをチーム内外に示す必要があります。
打点王を複数回経験している中田翔選手なので、実力的には十分な選手のはず。
ファーストを任せられるだけでなく打者としてもその実力を発揮し、さらに品行方正な態度で真摯に臨めば風当りは変わってくるでしょう。
それまで中田翔選手は努力をする必要があります。
中田翔の無償トレードの年棒の負担は?両者のメリットで合意した!まとめ
中田翔選手の無償トレードによる年棒の負担はどのチームは行うのか?
また、両者のメリットは?
こちらについて紹介してきました。
移籍直後、代打として起用されSNSではトレンド入りするほどに。
次は、活躍することでトレンド入りできるようになれば、風向きも変わってくるやもしれませんね。
これからの中田翔選手の活躍を、期待しています。