レールガン開発は現実的でいつ完成予定?アメリカはいつから研究していたか調査!

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防衛省がレールガンの開発に本腰を入れた、と報じられています。
レールガンといえばアニメの世界の話でしたが、実際に研究は開始されています。

先行して開発していたアメリカは研究中止と報じられていますが、これまでどのくらい研究してきたのか気になりますよね。

そこで、レールガン開発は現実的でいつ完成?
アメリカはいつから研究していたのか調査!

こちらについて紹介します。

レールガン開発は現実的?本当に開発可能?


2022年度予算に防衛省がレールガンの研究・開発費で、65億円を計上していたことが報じられました。

レールガンといえば完全にアニメのイメージだったのですが、既にアメリカでは研究が開始されているとのこと。

しかしアメリカはコストに見合わないことを理由に研究を中止。
それを知ったうえで、日本政府は日本が開発の最先端を行くことになる、と研究に対して意気込んでいます。

アニメやSFの産物だったレールガンですが、実際に開発するのは現実的なのでしょうか?
こちらについて調査してみました。

先行開発していたアメリカでは、実は2008年時点でレールガンの試射に成功しています。
当時の飛翔速度は秒速2500m。

日本が目標に掲げている速度は秒速2000mなので、実はアメリカは日本の目標を既に達成しています。
アメリカの掲げていた目標はこれよりさらに上であったために、さらにアメリカは研究を進めています。

このことから、レールガン自体は夢物語ではなく現実的であると言えます。
それでは日本ではいつ完成するのでしょうか?

レールガンはいつ完成する?問題点3つを紹介

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日本の防衛省におけるレールガンの開発は、既に2016年に10億円を盛り込み研究を開始していました。
目標は2028年以降に配備を始めることとしています。

レールガンはいつ完成するのでしょうか?
完成するまでには、3つの問題点が挙げられます。

1つ目は予算です。
2022年には65億円を計上したものの、この研究は継続的に行う必要があります。

毎年これに近い金額、もしくは研究の進捗次第ではこれ以上の予算が必要となります。
これを毎年確保できるのか?というのが問題に挙げられます。

2つ目は試射の問題です。
アメリカの研究によれば180キロ飛行するとされています。

180キロと言えば、東京から静岡付近まで届いてしまいます。
そのような長距離の試射をできるのかどうかが問題ですよね。

海外の協力を得られれば可能ですが、兵器開発に他国が協力してくれるのかが疑問です。
アメリカであれば協力は可能かもしれませんね。

3つ目は技術の問題です。
先行しているアメリカの技術協力を得られれば、遅れを取り戻し先に行くことは可能。

しかし、政府関係者はアメリカを頼りにできない、としています。
それはアメリカが通常弾頭に舵を切り、日本が開発の最先端となるためです。

このような問題点を解決して、ようやく完成にこぎつけられます。
しかし、このような問題点をクリアできるのか、見通しが立っていません。

配備が2028年以降になる可能性の方が高いものと思われます。

レールガン開発はアメリカはいつから行っていた?

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レールガン開発を日本より先行して行っていたアメリカ。
いったいいつから開発を行っていたのでしょうか?

アメリカでは海軍が2005年に世界に先駆け、レールガンの開発を開始していました。
2008年に試射を行い秒速2500mを成功させました。

その翌年の2009年にもプロトタイプ2号機を使い試射し成功。
2013年7月には単射しかできなかったものを、連続して発射できるように改良する計画を立てていました。

2017年には数百発の射撃に耐えられるバッテリーの開発に成功しました。
順調にいっていると思っていたプロジェクトですが、その後遅延してしまいます。

この理由は、レールガンに大量な電力が必要になることです。
電力を生成するためアメリカでは大きな戦艦を建造していました。

当初は32隻の建造を予定していたものの、高価なために3隻しか生産されていません。

高価な戦艦が足を引っ張ったというよりは、そもそもレールガンが電力を使いすぎ、というのが理由でしょうね。

そのような背景があり、アメリカでは現在レールガンの研究は足踏み状態。
その間に、中国やロシア、インド、トルコもレールガンの開発を開始しています。

中国に至っては、レールガンを艦に搭載するところまで開発が進んでいるとのこと。
軍事利用するかどうかは明らかにはなっていません。

中国は音速ミサイルも開発を進めており、日本からしてみればかなりの脅威になりそうですね。

レールガン開発は現実的でいつ完成予定?アメリカはいつから研究していたか調査!まとめ

レールガン開発は現実的でいつ完成予定?
アメリカはいつから研究していたか調査!

こちらについて紹介してきました。
レールガンは既にアニメやSFの世界を越えて、実用化の域に達しているようですね。

各国を悩ませているのは、コストのようです。
日本では予定通りの配備は可能になるのか気になるところです。

ただ、超音速兵器を作る方が効率は良さそうですが、レールガンには夢がありますね。
ただし、自衛のためにどこまで準備するのかによっては、反対する人も多くいるのでは。

今後日本はどのような方向に行くのでしょうか。

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